セルジオと少年 [少年サッカー教室]
少年は、とあるサッカー少年団に所属していました。
少年は、セルジオのサッカー教室で他の少年と3人でセルジオと3対1のミニゲームを始めました。
そこで、少年達は、セルジオを相手にゴールに向かってボールを蹴りはじめたのですが、
ほとんど、セルジオからボールが奪えません。
セルジオは、リフティングとヒールキックを駆使してボールを少年達のゴール前に運び、素早くシュートしてしまいます。
たまたま、少年の前にボールがころがってきても、ゴールの枠から遠く離れた、いわゆる「ふかす」シュートしか打てません。
2、3回少年のシュートが外れると、
セルジオは、プレイを止めて少年に言いました。
シュート!とキック?
「何か、ボールが向こうに飛んでいったよな。」
少年は、無言です。「・・・」
セルジオはいいます。
「オマエが今、蹴ったのは、シュートじゃないよ!」
「今のは、キック!てっ、いうんだ!」
「ちゃんと、ワクに飛ばせよ!」
「シュートは、ワクに蹴らなきゃ、意味がないんだよ!」
少年は、セルジオと一対一になるとどうしてもゴールの枠を視界に入れることが出来ません。
それは、パスを受けてもゴールまで行くプレイ、つまりトラップが出来ていないから、 コントロールミスやら間合いが取れずボールを失ったり、
全く枠を狙えずにキックを繰り返してしまうのです。
当時の少年には、どうすれば、セルジオを相手にして、枠に飛ぶシュートが打てるのか?
全く、わかりませんでした。
2009-11-07 15:45
共通テーマ:スポーツ
共通テーマ:スポーツ